よりよい場所
人は、より良い環境で、より良い生活を望み、
それを得ようと躍起になることがあるだろう。
しかし、いま自分がいるところも、
元は過去に自分が選んだ場所であり、
いまここで何をするのか、
しっかりと確認してひとつひとつやり遂げることをせず、
次へ次へと求めても、思った結果が得られないこともあるだろう。
どこで何をするのかということは大事なことではあるが、
今あるものをどう使うのかということも大切ではないだろうか。
良いと思えないことをただ見ないようにと避けるだけでは、
結局そのことにとらわれ続けることにもなりかねない。
目の前にある物事がどういう意味を持つのか、
あらゆる角度から見つめ、検証して取り組んでいれば、
結論が出る頃には、
自然とよりよいと思える場所へ向かうことになるだろう。