除菌殺菌
ここのところの、
除菌殺菌についての考え方は、
0か100か、という思考に似ていると感じる。
手のひらや自分の周りにいる菌は、
100%が悪さをする菌なのだろうか。
生き物の体にも、周囲の環境にも、
有益な菌も悪さをする(とされている)ような菌も含め、
たくさんの菌が調和を保ちながら共存しており、
生き物の体や環境のバランスが何らかの理由で崩れてしまったとき、
生き物にとって悪さをする(とされている)菌が、
活動しやすい状態となったために、
生き物が病気になるなどするのではないだろうか。
もし何の考えもなく、ただ除菌殺菌する場合、
生き物にとって有益な菌まで殺してしまうのではと考えられる。
対応する必要があるのは、
どんな菌がいるのか、ではなく、
いかに体や環境のバランスを崩さぬようにするか、
だと感じている。