子どもに教わる
本心を隠してしまう子どもは、
周りが自分を受け入れてくれる環境でないことを知っている。
おとなしく受け身になってしまう子どもは、
保育者に押し付けられた価値観で生きている。
自分の本当にしたいことがわからない子どもは、
自分のなかにある矛盾に気がついている。
小さな子どもは、
自然の理に沿って生きている。
生きている環境に適応するよう、
自分を変えていく。
子どもをその子どもらしく生かし活かすために、
周りができることは、
子どもがその子どもらしく楽しく生きているときを観察し、
常にそういられるようにする環境をつくること。
子どもは、
いずれ人の社会に出れば、
自らそのルールを学ぶ。
先回りして教える必要などない。
教わるのは、
周りの人たちの方である。